那覇市松山の繁華街にある、「HOTEL TAIRA」の外壁改修工事の
デザイン計画及び監理をする機会がありましたので、その工事の改修前
と改修後の写真を掲載します。
施主の要望は「高級感のあるホテルへの改修」でした。
はじめは建築雑誌や実物の建物をとうして、イメージを共有しながらデザ
インを詰めて行きました。特に外壁色の決定に際しては5種類程の吹き
付けサンプルを作成して時間をかけて色を決めました。タイルはショルー
ムに一緒に出向き、建物にふさわしいタイルの選択を納得するまで打ち
合せをしました。
照明器具も新たに設置し、夜景の綺麗な建物に生まれ変わています。
最近はクリスマスのイルミネーションが施されています。
毎年少しずつ、クリスマスのイルミネーションを増やして行く予定だそう
です。
バブル期にホテルの設計、監理に携わった経験を活かすことができ
この仕事を依頼してくれた同級生でもある施主に感謝する次第です。
お昼は1階平家亭にて、美味しい500円ランチ(コーヒー等ドリンク付)
メニューも10種類ほどあり、おすすめです。
改修前の写真
改修前の外壁は一色の吹き付け塗装
10年たった外壁ですが特に、7階部分の外壁の劣化が激しく、原因は
7階の屋根に勾配がついていて、雨が外壁をつたって壁面を汚していた
からでした。今回、それを防ぐために雨樋を設置して対処しました。
改修後の写真
建物全体の写真、1階から2階をごげ茶色、3階から最上階間でをベージュ
色とし、中央の階段部分を1階より、うすい茶色にしてアクセントをつけてい
ます。
1階平家亭(居酒屋)の和の趣もだいぶ良くなりました。
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ホテルの玄関は洋風のイメージをだすために大理石調のタイルと御影石
のボーダを併用して2層の門型フレームを設けました。
シーサー台は琉球石灰岩、研磨仕上げ張り。
シーサーの後ろの壁面は吹き付け塗装からタイル張りに改修。