カワカミ設計

          自社設計の物件紹介等をこのブログでいたします。

      この案件は居酒屋の2階にある、客室の改装工事です。
      施主の要望は、洋風の客室を和風の客室に改装することでした。

      改装において、まず最初にオレンジ色の座面の椅子が決まり、
      次にテーブルの素材と色を決め、それらに調和する床材の材質と
      色を決め、最後に壁、天井のクロスの色を決めて行きました。
      華やかな中にも、住宅にいるような落ち着いた風合いになるよう
      配慮しました。

      □改装工事の内容
      ・床:カーペットを塩ビタイル(木柄)に張替。
      ・壁、天井:旧ビニールクロスを新しく張替。
      ・カーテンを撤去して障子を設置。上部に欄間を設ける。
       欄間は琉球松をナチュラルに取り付ける。   
      ・テーブル:木工家具屋さんにて製作。耐久性を考慮して
             天板はアイカのメラミン化粧板を使用。
      ・椅子:家具屋さんにて新調。
      ・照明はLEDの電球色に取り換え、下がり天井部分にダウンライト
       を新たに追加し、改装前よりも照度をあげて明るい空間にしました。

       完成後の写真










        ・客席はMAX24人、可動間仕切りにて2室分けると12人席と8人席の使用ができます。
 
        改装前の写真








   今回はバルセロナの街を散策したさいに写した、お気にいりの写真を
  ご紹介します。歴史ある街並と現代のデザインが調和した美しい街並み
  と緑豊かな歩道のたたずまいに魅了されると思います。

この日、最初に訪れた、朝のバルセロナの港。


 同上


 同上


次に訪れた、朝のレイアール広場。街灯はガウディが建築学校卒業後、初の作品(1878年26歳の時)


レイアール広場 に面したレストランのテラス席、オープン前の準備中の光景。


 同上

 レイアール広場の近くに立つ、グエル邸( ガウディが設計、カタルーニャを
 代表する大富豪の住宅)1890年完成、ガウディが38歳の時。


 同上


 同上、中央のカテリーナアーチと鍛鉄製の格子扉やオブジェが贅沢にデザインされている。




 ランブラス通りの美しい街並み


 同上


 同上、カフェやレストランの前にはパラソル席がおかれていてアウトドアで食事を楽しめる。
 通りの左右が車道となっており車道よりも歩道のほうがはるかに大きい。


 同上


 車道側の建物。


 同上 




 建築家、伊東豊雄氏がファサード部分を改修デザインした建物(グラシア通り)
 ウエーブする外装はアルミ製の特殊塗装。


 グラシア通りのシンプルで色鮮やかなショウインドウ。


 同上、日本人にはない色彩センス。古い建物と違和感なく調和しています。


 グラシア通りの歩道。


 グラシア通りに面して建つ建物。


 今回はこの辺にて終わります。





今回はカサ・バトリョ(アント二・ガウディ設計)をご紹介します。
スペインのバルセロナのグラシア通りで最も際立つこの建物は
店舗兼住宅だった建物の改築工事として実業家からの依頼で受けた
仕事でした。1904年(52歳)の時着工し完成は1906年です。
3階から上部の壁面には色鮮やかなセラミックタイルの破片を
モザイク状に貼り付けています。青空と見事に調和し美しい建物でした。
 バルコニーの手すりは頭蓋骨を思わせ、屋根には恐竜の背骨を連想
させるような奇抜なデザイン。内部のメインフロアの天井には渦巻き状に
うねる雲の中心に太陽の光を連想させる照明が装飾されています。
 自然界のモチーフを引用し構造的にも合理的で、美しいデザインが随所
に見られるガウディの才能がいかんなく発揮された建築です。

外観写真


        外観写真  


  2階平面図


  2階メインフロアのサロンの渦巻く天井。 


        同上


        サロンからグラシア通りを望む。


        階段上部のトップライト


        中央の吹き抜け、光の届きにくい下階ほど、タイルの色を
        明るく施している。


        吹き抜けの低層部。


  2階のテラスに面した休憩コーナー。


        同上の近影


  屋根裏、13の連続したアーチが用いられている。


  屋上テラス、鉄兜のような煙突と排気筒には破片タイルが装飾されている。


 次回はバルセロナの美しい町並みや印象に残ったその他建物を
  ご紹介したく思っています。


カサ・ミラは1906年ガウディが54歳の時、着工し完成は1910年です。
高級ファッションブランドのショップでにぎわうバルセロナの アシャンブラ地区
のグラシア通りにあります。この建物は当時一般的だった 間仕切り壁(耐力壁)
で上部荷重を支える構造でなく、柱と天井梁で荷重を 支える構造(ラーメン構造)
でできています。当時では斬新的な構造が導入され柔軟な平面計画がしやすい
構造となっています。

 外壁の修復工事をしていました。
 工事用シートには外観の姿図が原寸大で描かれていました。
 さすが国際観光都市バルセロナ、街の景観に配慮しています。


 1階、2階部分のショウウインド-


  建物の裏側外観。


 
  ガウディは学生時代、生活の糧を得るために設計事務所で働いていました。
 その時、仕事(修道の院改修計画)で良く訪れていたのがバルセロナ北部の
 モンセラットの山でした。最高1,236mの石灰岩と砂岩の山は長い年月の間
 風雨にさらされ丸みをおびた独特な地形で、このカサ・ミラの外観や屋上の
 独特な形をした煙突や換気塔の造形はモンセラットの山並みを彷彿させる
 といわれています。


   
   白色の破砕タイルが貼られた巨大煙突。


   目や口を連想させる巨大煙突。


        写真中央にはサクラダ・ファミリヤが見えます。


  エントランスホールの中庭を屋上から写した写真。


  グラシア通りに面したエントランスホールの中庭。左はミラ家の専用の階段。


  最上階の展示室。アーチのリブはレンガで造られ上部をレンガアーチ
  で支えています。


  精密な模型(S=1/50程度)


  


  ダイニングルームと奥がリビングルーム

        寝室


        書斎と思われます。


        廊下 


        廊下の隅から個室を望む。


    休憩室、45度に振って貼ったタイル。


    次回は同じグラシア通りにあるカサ・バトリョ(住宅)を紹介します。 
    

今回はアントニ・ガウディ設計のグエル公園をご紹介します。
この公園は高低差が60mある丘に位置し、もともとは公園として
設計したのでなく発注者であるグエルが当時の進歩的な「田園都市論」
の影響を受け、「ユートピア都市計画」をたて、ガウディに実現させようと
したのです。第一次世界大戦の開戦によって工事は中断し、グエルの家
とガウディの家のみが建てられ、60戸の宅地区画は未完成に終わりました。
 現在ではサクラダ・ファミリヤに次ぐ観光名所となり、世界中から多くの観光客
が訪れています。公園内の建物の屋根、塔、壁面、天井、ベンチ等に貼られた
色あざやかな破砕タイルや個性的なデザインの数々に魅了させられます。

  公園入り口、左の建物は管理小屋、右の建物は守衛小屋。


  公園入り口を内側から写した写真。 


 守衛小屋(左)、管理小屋(右)ごしの町並み、高層ビルの先は地中海。
 高層ビルの左にはサクラダファミリヤの工事用タワークレーンが見えます。


  守衛小屋の内部。地中海ブル-の漆喰が鮮やか。


        窓からの公園の景色。 





        大地を思わせる土色の漆喰も味わい深い。


  


 白色の漆喰を施した部屋、個性的なトップライトから明かりがさしこむ


 列柱上部広場へのアプローチ階段。壁面の破砕タイルが色鮮やか。


 道の重さを支える螺旋状の柱。


 斜めに傾けた柱と壁のふしぎな空間。


 公園広場を支える列柱と上部は破砕タイルが貼られたベンチの背もたれ。


 列柱内の天井の破砕タイル張り。たくさんの図柄があります。 


 破砕タイルが貼られたベンチの背もたれ。


 


 見学後のお昼頃には、たくさんの観光客が訪れていました。


 次回はガウディ設計の美しき、カサ・ミラ(集合住宅)をご紹介します。

   5月にスペイン旅行にでかけてきましたので数回に分けてスペインの
  町並みや建物をご紹介したいと思います。

  初回は一番、感動したスペインのバルセロナにあるサグラダ・ファミリア
  から紹介します。言葉に言い表せないほどの 感動をもらいました。
  この写真をご覧になって、訪れてみたいと思ってくれたらうれしく思います。

  設計者はアントニ・ガウディです。1882年の着工から130年が過ぎた
  現在でも工事中の建物です。塔のすべてはキリスト教の聖人を表し
  外観はイエス・キリストの生涯が表現されています。
  雑誌「Casa」8月号でアントニ・ガウディの特集が掲載されて
  いますので、ご興味のある方は是非ご拝読ください。

  街中からの望むサグラダ・ファミリア。


        外観写真




  外観近影


        内観写真






         中央には天蓋に覆われたイエス・キリスト。        






        柱が樹木のように天井を支えています。
        壮大で神秘的な大空間。


        鮮やかなステンドガラスに圧倒。










  塔からの望む町並み。


          工事中の箇所を望む。

          


   塔内部の写真


         塔の外周に設けられた回廊。塔の上部へは、登りはエレベ-タ-
         下りはこの回廊を歩いて降ります。


         地下のアトリエにある模型写真。


  
       次回はアントニ・ガウディが設計したグエル公園を紹介します。

 今回は壁と天井の改修工事を行いました。
 Bfore   
  


 After


  右側の個室の入口周りの黒色を基調とした和のおもむきと
  違和感のあったブルーの腰壁を木柄の黒色にし、上部の壁はフスマ
  の柄と調和するビニールクロスに張り替えました。




 Bfore


 After


   既存の竹のオブジェを生かすのにもってこいのビニールクロス発見
   みごとマッチしオーナーも大満足でした。 


   灯籠、造花を加えて和の庭園の風情を高め、白色の玉砂利を加えて
   浮き島のおもむきを演出。


 Bfore


 Afore




 トイレもほんのわずかの手を加えるだけで高級感を演出。
 


 


   以前のトイレの洗面カウンターの正面のカガミはタイルの壁面に
   ただカガミだけを嵌め込んだものでしたが上品なおもむきをだすために
   チーク色の額縁を鏡の周りにとりつけました。中央にモザイクタイルを
   貼ってアクセントをつけました。

 新年明けましておめでとうございます。
 本年もよろしくお願い致します。

  昨年は7年後のオリンピック開催が東京に決まり、日本の経済も
 景気回復すると答えた経営者が60%に達したそうです。
 東京の首都圏では再開発事業、高層マンションの建設ラッシュと
 オリンピック関連施設の建設がいよいよ始まるようです。
  沖縄県においても年末に政府は沖縄振興予算を県の要求額を
 上回る総額3460億円に決定しました。
 沖縄県内の建設工事費が高騰しています。住宅の工事費が坪単価80万円
 を軽く超えています。通常より20万円程高騰しています。
 消費税が8%になれば少し落ち着くと思われます。
  日本経済もデフレから脱却してオリンピック開催に向けて着実に成長して
 いくように思える新年です。
 本年はカワカミ設計もこの流れにのって成長発展したく思っています。

 さて昨年、仕事が一段落した9月に伊勢神宮を旅行してきましたのでその時
 撮影した写真を紹介します。
 伊勢神宮は内宮と外宮からなっており内宮は皇祖天照大御神をおまつりし
 ています。外宮は天照大御神のおめしあがりになる食物の守護神であり私
 たちの生活をささえる一切の産業をおまもりする神様です。

  外宮から紹介します。 案内板


  入口を望む









   せんぐう館
   神宮式年遷宮を様々な視点から映像で紹介、遷宮を支える我が国を
   代表する伝統工芸の匠を紹介、神宮の舎殿を1/20に縮尺した模型を
   展示、外宮正殿原寸大模型のを展示しています。内部写真は撮影
   禁止です。












   次回は内宮を紹介します。


 「バーピラミット」リニューアルの紹介です。11月18日の続きです。

 5)バーカウンター内グラス棚の改装。
  Before
  


  


   After
  

  


 6)ホールにバーカウンター新設
  Before
  

  制作中の写真
  

 
  After
  

  

  

  ボトル棚:ガラス受けは鉄筋にて作成
  

  バーカウンターからホールを望む。
  

  以上でバーピラミットのリニューアルの紹介を終わります。

  追記
  リニュアルオープンコンサートとして、10月21日に沖縄ミュージシャンの
  「南こっせつ」さん、22日に「ジョニー宜野湾」さんのライブが開催されました。
   私も両方のライブを見に行きました。両人とも観客を引き込むのが絶妙で
  最高に楽しいひと時を過ごすことができました。ステージの上のコンサートを
  見るより小さなライブハウスでのコンサートは客との距離が近くてとても親近感
  が生まれ、またライブに行こうと言う気にさせてくれました。

 だいぶご無沙汰していましたブログをアップしましす。
今回はホテルタイラ地下のバーピラミッドの改装工事の完成写真を
紹介します。

 昨年は外装のリニューアルをしましたが今年は地下機械室の
壁面と天井のコンクリートの爆裂の補修工事とバーの入口ドアの新設、
トイレの改修、既設バー棚のリニューアル、ホールにバーカウンターの
設置を行いました。
下記に工事の様子の写真を掲載します。

1)入口ドアの新設
 Before


制作中の写真  古風な味わいを醸すためにドアの全面に手作業で
           特殊な彫り込を入れています。


  After ドアの材質はパイン材。ドアの下部には厚さ3mmの鉄板をドアの
      ひねり防止と汚れ防止をかね、古城の扉のような重厚をかもしてい
      ます。
      取っ手とノック金物は施主がネットにて取り寄せたリーズナブルなもの
      です。


2)女子トイレの改修工事
 Before 壁の4面と、天井が鏡張りで床は茶系の150角タイル。


 After  壁:メラミン化粧合板張り。天井:石膏ボードの上に塗装。


      落ち着きのあるエレガントなトイレに変身です。


3)男子手洗いの改修
 Before


 After 鏡の周りにタモ材で額縁を取り付け、照明器具をそれにふさわしい物に
     取り替える。




4)男子便所の改修
 Before


 After 4面鏡張りの壁を女子便所「と同じく、壁:メラミン化粧合板張り。
     天井:石膏ボードの上に塗装。床は400角の黒色の磁器質タイル張りに
     張替え。ドアは壁と同じ柄のシート張りでリニューアル。 




      間接照明を新たに設ける。  


      
      既設バー棚のリニューアル、ホールのバーカウンター写真は
      次回に紹介したく思います。今週中にアップいたします。

昨年より携わっていた糸満市の小学校の基本設計がやっと終わり
久しぶりにブログを更新しました。

先月、姉夫婦と本部町の備瀬崎のフクギ並木をお散歩してきましたので
紹介してみます。
10数年前に中学校の仲間とペンショビセザキに宿泊して以来、備瀬の集落
を訪れていなかったので、以前から行きたくて、やっと実現できました。
今回はその時、写した写真を紹介します。


 晴れ渡る春の日差しにさそわれて、心地良い散歩の始まりです。


 メインストリートから枝分かれした細い路地。道幅が狭いので上空は
 フクギの 葉でおわれ、葉の隙間から柔らかい日差しがこもれます。



 路地に面した民家、まぶし日差しに輝くセメント瓦屋根と緑の芝生、
 濃い木々の影とのコントラスが綺麗でした。



 これぞ、「備瀬のフクギ並木」って感じです。緑のトンネル先は青い海と
 伊江島が見えます。肉眼では見えるのですがカメラでは逆光になって
 写りません。プロのカメラマンなら写せるかもしれませんね。



 高いフクギに囲まれ涼しそうな民家、美しいたたずまいですね。
 きっと夏でもクーラーなどいらない生活をしているのでしょう。



 歩道の植栽帯に琉球石灰岩でこしらえたベンチがありました下部に
 照明器がくみこまれていました、夜はきっと綺麗に歩道をてらして
 くれるのでしょう。



        海に抜ける路地です、伊江島がみえます。



 海側の歩道に面した民家の玄関先、釣竿が立てかけられ、いつでも
 好きな時に、下の堤防から打ち込んで庭先に釣竿をおいて、夕方なると
 ビール片手に伊江島に落ちるサンセット眺められる、そんな住宅ですね。
 夢のような住まいですね。
 


 塀の上に鎮座して、通る人に愛嬌を振りまいていました。、制作した人も
 きっと愛嬌のある人でしょうね。手にはサンシンではなくギターのようです。



 伊江島がきれいに見えるポイント。



 黄砂の影響か、伊江島がややかすんでいました。 



 左の建物は今風のカフェです、アジアンテイストの沖縄そばが食べられ
 ます。お昼をそこでいただきました。



 アプローチの様子



 庭先の様子



 内部の様子



 内部の様子、アジアンテイストのインテリアで統一されていました。



 テラスから望む海の風景。とても爽快でした。


 頂いた沖縄そば、あっさりとした鳥だしのアジアンテイストスープでした。
 我々以外は観光客がほとんどでした。


 店内においてあった備瀬集落のマップです。民宿等にもおいていました。



 ペンションビセザキ裏あたりの海岸



 同上



 同上、干潮時は岸部を散策できて楽しいしですね。この次、訪れるときは
 ビールとシート持って岩陰でのんびり昼寝をしたいと思っています。

 あいにくペンションビセザキのオーナーの「くまさん」は本部に買い出しで
 留守でしたが奥さんが出してくれたコーヒーをのみながら、常連のお客さん
 と「ゆんたく」をし、楽しいひと時すごすことができました。
 
  備瀬の集落は先人たちが約250年ほど前に植樹したフクギを現在まで
 集落の人々が先祖代々守ってきた沖縄を代表するの文化遺産です。
 あらためて沖縄のすばらしさを発見できました。

 新年明けましておめでとうございます。
 謹んで新年のお慶びを申し上げます。
 本年もカワカミ設計をどうぞよろしくお願い申し上げます。
 
  昨年末の衆議院選挙によって長く混迷を極めた民主党政権から自民党
 に政権が変わりましたが、原発問題・福島の復興問題・尖閣諸島問題
 TPP加盟問題・普天間移設問題・経済の立て直しと多くの難題を抱えて
 えますが、安倍政権には疲弊した日本状況を一つずつ早く克服して欲しい
 と願いうばかりです。
  特に沖縄県民が心配するのが普天間移設とオスプレイの問題です。
 さらにあと12機も7月までに配備するようですがアメリカのやりたい放題に
 なんの歯止めをかけられない虚しさを感じるのは沖縄県民だけなので
 しょうか。衆議院選挙で当選した沖縄の自民党政治家は移設に反対を
 表明しました、最後までそれを貫いて欲しいと心から願っています。
  安倍政権に、期待を寄せつつ日本がこれ以上悪い方向へ行かないよう
 我々国民が政治に関心を持って見守らなくてはならないと思っています。

  昨年のカワカミ設計は住宅の設計監理と改装工事等をしながら友人
 の設計事務所が受注した小学校の基本設計の仕事に携わっていました。
 設計に入る前に、九州の小学校を3校と県内の小学校、6校を見学しまし
 た。特に福岡県にある博多小学校はオープンスクールの理念がしっかりし
 ていて、学習カリキュラムを組み立てるための部署を設けて、子供たちの
 個々のレベルにあった柔軟な教育をしていました。
  教室の近くには教師コーナーを設けて、教師が生徒とより多く接する
 ことができるように配慮されていました。
  見学して学んだことを活かして、住宅のように落ち着ける心地良い小学校
 を設計したいと思っています。今年の3月までこの小学校の基本設計に従事
 する予定です。
    
  最後に見学してきた博多小学校の一部を紹介します。

 
 歩道に面する校舎、左側ガラス張りは体育館の2階部分、体育館の床
 は地下1階となている。


 正門


 歩道に面する集会場


 左:教室等、右:体育館+図書館+屋上プール


 図書館前のウッドデッキテラス、中央は小会議室、上部がプール


 教室前のオープンスペース


 同上


 普通教室


 最上階(5階)のカフェテリア風の食堂

 以上見学した小学校の一部を紹介しましたが次回に他の小学校も含めて
 再度ご紹介したく思っています。

  那覇市松山の繁華街にある、「HOTEL TAIRA」の外壁改修工事の
 デザイン計画及び監理をする機会がありましたので、その工事の改修前
 と改修後の写真を掲載します。

 施主の要望は「高級感のあるホテルへの改修」でした。
 はじめは建築雑誌や実物の建物をとうして、イメージを共有しながらデザ
 インを詰めて行きました。特に外壁色の決定に際しては5種類程の吹き
 付けサンプルを作成して時間をかけて色を決めました。タイルはショルー
 ムに一緒に出向き、建物にふさわしいタイルの選択を納得するまで打ち
 合せをしました。
  照明器具も新たに設置し、夜景の綺麗な建物に生まれ変わています。
 最近はクリスマスのイルミネーションが施されています。
 毎年少しずつ、クリスマスのイルミネーションを増やして行く予定だそう
 です。
  バブル期にホテルの設計、監理に携わった経験を活かすことができ
 この仕事を依頼してくれた同級生でもある施主に感謝する次第です。

 お昼は1階平家亭にて、美味しい500円ランチ(コーヒー等ドリンク付)
 メニューも10種類ほどあり、おすすめです。
 

 改修前の写真
 
 
  改修前の外壁は一色の吹き付け塗装

 

 10年たった外壁ですが特に、7階部分の外壁の劣化が激しく、原因は
 7階の屋根に勾配がついていて、雨が外壁をつたって壁面を汚していた
 からでした。今回、それを防ぐために雨樋を設置して対処しました。

 


 


 



 改修後の写真
 

 建物全体の写真、1階から2階をごげ茶色、3階から最上階間でをベージュ
 色とし、中央の階段部分を1階より、うすい茶色にしてアクセントをつけてい
 ます。

 

 1階平家亭(居酒屋)の和の趣もだいぶ良くなりました。

 


 
mg src="//img05.ti-da.net/usr/kapkawakami/H9.jpg" alt="" >

 ホテルの玄関は洋風のイメージをだすために大理石調のタイルと御影石
 のボーダを併用して2層の門型フレームを設けました。

 

 シーサー台は琉球石灰岩、研磨仕上げ張り。

 

 シーサーの後ろの壁面は吹き付け塗装からタイル張りに改修。

 外構工事が台風等の影響でだいぶ、遅れていましたがやっと
 先月工事が、完成しましたので完成写真を紹介します。

 当建物は、親世帯とその長男世帯の二世帯住宅です。
 鉄筋コンクリート造、上下で60坪を超える建物です。
 敷地は閑静な住宅地にあり、老朽化したRC造2階建
 の建て替え工事でした。
 
 敷地は二面の道路に面し、南側に正面玄関を配置しています。
 北側の道路は車庫への出入り口となっています。

 平面計画では1階は伝統的な沖縄の住宅の配置を望まれ
 1番座、2番座のある和室を主とした計画となっています。

 2階は対面キッチンと居間、食堂を中心に配置して、西側に
 和室7.5畳、東側に子供室(3室)を配置した平面計画となっ
 ています。

 建物西面は西日よけのために花ブロックを配して、1階2階とも
 洗濯物干場をもうけてあります。

 施主は赤瓦屋根に非常に思い入れが深く、自ら瓦屋さんに出かけて
 瓦の焼き色に、こだわり、吟味された瓦が用いられています。
 風格のある赤瓦屋根の住まいとなっています。

 車からの昇降口となる、西面外観は花ブロックと縦スリットのバラス
 を模型作成して施主と何度も吟味してデザインしました。
 ブログをさかのぼると模型もアップしていますので、ご覧下さい。
 
 
 
 

  外観写真(西面)

 

   外観(西面)夕方の写真。

 

  南側外観

 

  庭の風景、ヒンプンと玄関までの土間は琉球石灰が岩張り。

 

  1階、居間から和室を望む。

 

  和室一番座から二番座を望む。

 

  二番座の仏壇。

 

  居間、食堂、台所。 

 
  2階写真 
 
 

 2階、居間から台所を望む。

 

  居間から和室と玄関「を望む。

 

  和室7.5畳

 

  和室の引き戸を閉じた写真。

 

  台所

 

  台所

 

  玄関

 

  洗濯物干場、左側のアルミ引き戸は、和室からの出入り口。


  年末までには、ホームページにて、その他の写真も公開したく思って
  おります。

仕事に追われ、しばらくブログの更新を怠っていますが、反省をしつつ
本日TーHOUSEの漆喰塗りの様子と瓦工事の完成写真をアップします。

 
 職人さんが仕上げの漆喰塗りをしているところです。


 漆喰が乾燥し白く輝き、規則正しい柄が美しですね。
 和風瓦にはない美しさです。


 





 鬼瓦部分のアップ写真


 軒先のアップ写真


 1階の庇部分の写真


 1階の庇に職人さんが漆喰を塗っているところ。


 玄関庇の瓦を貼っているところ。瓦は一枚一枚ステンレスビスで
上部を固定します。


 同上


 玄関庇の完成


 シーサーは解体した納屋の屋根に鎮座していたものです。
 新しい建物に引っ越して、「さも誇らしげ・・・」ですね。
  これからさきは、母屋の魔除けの任務を末永くまっとうしてチョ~ダイ
 とエールを送りたくなります。


 西側の外観写真です。

 次回は外構工事が終った完成写真を紹介したく思います。


 屋根瓦の工事がだいぶ進んできましたので写真UPします。

 赤瓦はS型瓦を使用しています。雄瓦と雌瓦から構成される本葺き
 タイプの瓦と異なり、雄瓦と雌瓦が一体となった瓦です。
 継ぎ目部の漆喰を施す部分を柔軟に調整できコスト面でも本葺き
 タイプの瓦より安く施工することができます。

 

  南面の瓦をほぼ葺き終えたところ。 

 

  西面の瓦を葺いているところです。

 

  北面の瓦が半分ほど葺き上がったところです。

 

  隅棟ラインの先端部分の写真です。

 

  隅棟の土台を漆喰と瓦の破片を用いて施工しているところです。
  5cmの厚さのさん木で枠をこしらえて手際よく施工していました。
  真夏の炎天下の下、職人さんは偉いですね。

 

  同上 

 

  隅棟瓦の土台部分が出来上がったところです。

 

  鬼瓦が取り付けられ、さらに漆喰を重ねて隅棟を整え、その後
  瓦をのせて行きます。

 

  同上

 

  隅棟の上部の写真。

 

  隅棟と棟瓦が出来上がった写真。

 

  北側の全景、下から2段目の瓦は樋用穴アキ瓦です。現場にて職人さん
  が一枚一枚カットして穴を開けていました。既製品で丸く穴の空いたものも
  ありますが四角く、大きく空けた方が雨水の回収がよくなります。

  次回は瓦工事完成し足場が取れたた写真を掲載したく思います。

 T-HOUSEの内装工事の続きです。屋根の瓦工事もいよいよ始まりした。


 1階和室から居間方向を望む、これから床の塗装工事に入ります。


 居間から和室方向を望む。壁材はタモ合板(塗装品)張りです。

 1階台所、居間部分の写真です。床の塗装が済み次第、キッチンの
 取り付けとなります。居間の天井は石膏ボード下地の上にクロス張り
 となります。


 2階の内装工事の様子です、床を貼り終えて天井下地材の 
 石膏ボードを張ったところ。

 いよいよ屋根の瓦工事の開始です。

 瓦を屋根に搬入し、施工しやすいように整然と並べて配置しています。
 仕上がりを拝見するのが楽しみです。


 同上


 瓦を貼り始めたところ。樋の部分の瓦は現場にてカットして穴を開けて
 います。 先端ベージュ色は漆喰です。先端の瓦にそりをつけるための
 ものです。

現在工事中のT-HOUSEの内部工事の様子をアップしました。



1階のフローリング張りと和室の下地材の杉板が貼り終わったところです。
ブルーシートの部分が和室です。


上記写真のその後です、和室は奥が1番座、手前が仏壇のある2番と
なっています。下がり壁と仏壇周りの骨格が出来上がってきたところです。


和室から居間方向を望む写真です。奥に写っている人が大工の棟梁さん
です。図面を見ながら思案にふけっているところです。

上記のその後です。二間つづきの和室に面する居間、廊下とはフスマで
仕切ります。フスマを開け放つと解放的な1室空間が生まれます。


2階の様子です。子供室方向を望む。アルミサッシュ枠の取り付け工事
がほぼ終わったころの写真です。


中央が対面式の台所となります。


大きな窓の前が居間となる部分です。奥が和室となります。

今回はこのへんにて終了いたします。
次回は2階の内装工事の様子を紹介いたします。

前回の続きでT-HOUSEの工事写真です
今回は屋根の配筋とコンクリート打ちの様子です。


 屋根スラブの配筋完了です。鉄筋工事の配筋検査の際には鉄筋の種類、
 鉄筋のピッチ、型枠と鉄筋とのかぶり厚さが規定通り確保されているかの
 確認を十分します。

 さらにスラブ面や梁底等に結束線、釘、ゴミが落ちていないかのチェックを
 コンクリート打ちが終わるまで注視しています。 


 屋根面は4寸勾配となっています。


 室内部分は厚さ5㎝の断熱材を用いています。


 コンクリート打設前のコクリートの品質検査です。
 手前の手さげの付いた電卓のような計測器がコンクリートの塩分量を
 計る計測器です。グリーンの容器の上に時計のような計測器が付いて
 いるものがコンクリートの空気量を計る計測器です。

 後方の黒い6個の筒状のものがコンクリートの強度試験を行うために
 コンクリートを採取するための器です。一般的に採取後、一週間後と
 四週間後に圧縮強度試験を行います。この建物のコンクリート強度は
 27Fcとしています。
 

 同上、指定のコンクリートであるか立会確認をした後、問題がなければ
 コンクリート打設開始の許可をします。
 コンクリート打設時には施主も一度、設計監理者と一緒に立ち会って
 みると良いですよ。


 いよいよコンクリート打設開始です。


 壁部分のコンクリート打設が終わり、屋根面のコンクリート打設です。 


 棟ラインを金ゴテで押さえたところ。
 コンクリート打設時に鉄筋の上に職人さんが立つので直径10ミリの鉄筋が
 曲がったりすることが時折あります。特に、重い打設管の先端を持つ職人
 がその鉄筋を踏んで結束線がきれ、鉄筋が下がり、かぶり不良になって
 しまうことがあります。

 打設時はそれを見つけは現場監督に指示をして元どうりに直してもらい
 ます。ですからコクリート打設が終了するまで監理が必要になります。


屋根面の半分以上を打ち終えたところ。


屋根面のコンクリートを打ち終えて金ゴテを一通り終えたところ。


 同上、この後土間押さえの機械を用いてコンクリートを押さえ、さらに
 金ゴテで仕上げて行きます。


 コンクリート打設後の外観。 無事にコンクリート打設が終わり一息です。

 その後の工程は1階の土間コンクリート打設、アルミサッシュの取り付け
 工事へと進んで行きます。

 今回はこの辺にて終了いたします。

前回は1階部分の工事写真を紹介しましたが今回は2階部分の
型枠工事の写真を紹介します。


 2階の外周部分の型枠が出来上がってきたところ


 大工さんが立っているところが居間となる部分です
 屋根に赤瓦をのせるので4寸勾配の屋根となります。


 2階部分の型枠を上部から写した写真、右側のラインがバルコニー上部の
 庇部分です。 


  2階部分の型枠を上部から写した写真


 中央の柱間に大梁の型枠が掛かったところ


 2階居間部分から天井を見上げた写真


 型枠工事も終盤を迎え並行して鉄筋工事も始まり大梁の鉄筋が設置
 されだしたところ


 同上


 同上

 今回はこのへんにて終了いたします次回はスラブ配筋とコンクリート打設の
 様子を紹介いたします。 
 


てぃーだイチオシ
マイアルバム
プロフィール
カワカミ設計
〒901-0155 沖縄県

那覇市金城2-18-10

TEL:098-857-8925

FAX:098-857-8965

E-mail : kap@ka-kawakami.com

詳細地図
オーナーへメッセージ
< 2024年04月 >
S M T W T F S
  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30        
QRコード
QRCODE
アクセスカウンタ